こんにちは!大平桂子です!
今日はピアノ指導者なら誰もが悩む、永遠のテーマ「導入教材」について!
最近では2歳3歳から個人レッスンを希望され、ご入会される方が増えてきたと感じています。実際今月2歳半女の子、3歳男の子が最近入会されました。
私たちが子供の頃は、バイエルを使ってレッスンをしている先生も多かったと思いますが、今では数え切れないほどのピアノのテキストが世に出回っていますね。
やあほどあるテキストのほんの一部になりますが、私が使用したことのあるテキストを中心におすすめ教材と良いところなどを少しづつお伝えしていきたいと思います。
参考になれば幸いです♪
目次
バスティン
導入から全調で弾くことが出来る様になります。同じポジション(調性)で弾くので、導入から町の名前を覚えたり、音程を覚えることができるので、無理なく得意そうに演奏する子が多いです。
無理がないのにテキスト終わった頃にはそれなりに弾けているので、子供の自信を伸ばすのにも良いと感じています。勉強会も盛んに開催されているので、困った時に相談できる場所があるのは良いですね。
ピアノパーティー
導入期から音の高低など4オクターブの鍵盤を使うのがいいと感じています。またテキストを進めていくと移調できたり高さを1オクターブ高くしたりしますが、移動もスムーズにできるようになって良いです。
始めは楽譜はほとんど出てこなく、プレリーディング譜です
ヤングビギナー ピアノプリマー
パーティーシリーズより楽譜が出てくるのが早いです。ヤングビギナーシリーズでレッスンしている生徒さんは「音程」がよくわかるようになっていて、楽譜を見ながら「○度だねー!」と。自分で発見できています。
音程がわかると楽譜の見方もわか流ので、先生としても安心しますね♡イラストが個性的なので生徒によって反応が様々で「怖い(;_;)」「変なのーー笑」といろんな反応があります。
それも一つの楽しみと思っています。
- 使用しやすい
- 絵が個性的
- テクニック教材を併用すると良いと思う
オールインワン
バイエル
言わずと知れたバイエルピアノ教本。
指導者や保護者の方も幼少期〜小学生のころに使用した人も多いのではないでしょうか?
以前は上下巻の赤いバイエルと黄色いバイエルでしたが、今では使いやすく5巻に別れているものもあります。
- メロディと伴奏のパターンをしっかり身に付けることができます
トンプソン現代ピアノ教本
私はよく使用している教材の一つです。
このテキストの良いところは音楽を教えやすいところと、易しすぎない点です。
導入レベルの幼児〜小学生の生徒さんが今後、ブルグミュラー、ソナチネ、ソナタ、と曲の難易度は上がっていくことを想定すると、ただ譜読みを教えるだけでなく音楽の基本のフレーズ感や音のバランスを伝えやすいことに使いやすさを感じています。個人的な感想ですとブルグミュラーの準備のようなイメージです。
コンクールの幼児〜小学低学年の課題曲にも選出されることが多いので、ピアノの先生はチェックしておくと良いと思います。
- コンクール課題曲になることがある
- 音楽のフレーズを教えやすい
- クラシック音楽の良さを伝えやすい
ゴーゴーピアノ
幼児向けです。これはとっても簡単な内容ですので、2歳3歳からでも少しづつ楽譜に触れさせたい。毎回合格させてあげたい。そんな生徒さんに使用をお勧めします。
この本を使用した生徒さんたちはみんな楽しそうに弾いてくれています。進度がゆっくりなため生徒さんへの負担も少ないので一緒にレッスンしていて楽しいです。内容も同じことをなんども繰り返しているので、たとえできない箇所があっても次の曲で出来るようになったりします。先生も生徒も焦らないでできることで良いレッスンを作ってくれるように思います。
- 2、3、4歳向け
- 進度はゆっくり
- 他の教材と合わせて使用をお勧め()
新版みんなのオルガン・ピアノの本
昔からあるピアノ教材です。私も子供の頃に使用しました。
この教材は年長さん〜小学生でピアノを始める子にはおすすめです。最近の教材はスモールステップ(進度が速すぎないもの)が多いと感じていますが、このオルガンピアノの本は割と進む傾向にあります。
なので、年少さんくらいの年齢だとちょっと難しく感じてしまうかも知れません。
※ホームページにも4、5歳向けと書いてありました。
- 4、5歳向け
- 2、3歳には難しい
- 年長・小学生から始める子にはオススメ
- 年少さんには難しいかも
organ_piano.php
がんばれキャッツ
絵音符で書かれているので、2、3歳から使用できます。鍵盤の書いてあるカードが付いていて、色を塗って、切って鍵盤にはめて弾くことができますので、楽しいです音譜
- 小さい子向け
- 鍵盤カードをピアノにはめて弾けるのが楽しそう
ぴあのどりーむ
可愛い挿絵が多くて子供の心を掴みます。進み方はゆっくり。真ん中のドから始めて、しばらく交互奏が続きます。幼児用、1〜7巻まであり、6、7くらい弾けるとブルグミュラーレベルに自然となっているのも指導者としては使いやすいですね。
初めは長期間に渡り真ん中ドのポジションに固定して弾くので、そこを予定してレッスンしていくととても使いやすい、教えやすい教材となっています。
聞いたことある曲や、憧れの曲が織り込まれています。テキストの最後には発表会用の曲も入っていて、そのレベルで映える曲が掲載されているのは指導者にとっては有り難いです。
- 使いやすいので新人先生は要チェック
- 年齢レベル問わず使用できる
- イラストが可愛い
- 発表会用の曲が弾けると生徒も嬉しい
ドレミランド(幼児用)
丁寧に進めていく教材です。進めていくと童謡なども入っているので、楽しく、無理なく学べる教材です。
この教材の良いところは、ワーク!ワークブックがシールを使用します。シールを使用して音譜を覚えるので、みんな楽しく学べますので、ワークとセットでしようすることをお勧めします。
- ワークが楽しい
- 童謡が入っていて連弾で楽しく弾ける
まいピアノ
3歳から使えるピアノ教本。
最近使用始めましたが、とても楽しいです。ページごとに違うイラストレーターのイラストが書かれているので、いろんな色合いのイラストが面白く、子供達がどの絵が好きだと話し合っている様子を見て好みを知ることができました。
音源に合わせて弾くのですが、ピアノと弾くよりも音源に合わせた方が子供の食いつきがよく、音楽に乗っているような気がしていて、これはクラシック畑でそだた身としては新鮮でした。
可愛いイラストのおかげで次はこれが弾きたいー!と子供目線で興味をそそるようです。
ぴあのひけるよジュニア
この教材は知っている曲がたくさん入っていて、ちょっと弾けるようになった小学生にも使用しています。いろんな童謡が入っていて、この教材をつあっている子たちは、次に弾きたい曲を自分で決めてくるこも多いです。
- 併用教材が必要
- 楽しい
- 知ってる曲ばかりなので、音楽に興味がわく
バーナムピアノテクニック
テクニックの教本です。ミニブック、導入、1、2、3、4、とレベルが上がっていきます。1曲が4小節くらいで、短いのでテクニックを丁寧に扱います。
ホームページを拝見しましたら「愛されて40年、1000万人が学んだロングセラー教材」と言うキャッチコピーが。。。素晴らしいですね。
バーナムのピアノ教本やドリルもあるので、そちらと併用すると良いと思います。他の教材とセットで使用している先生も多いと思います。愛用者が多いのが使用しやすさを物語っていると思います。
おみみの学校
この教材は音楽を聴く教材です。ピアノは弾きませんので幼児の生徒さんにピアノを弾くだけじゃ時間が持たないかも!と言う方におススメ!
このテキストの良いところは、生徒さんがとっても楽しそうにしてくれることです。先生のピアノの演奏を聴いて、生徒さんがその音楽の色ぬりをします。
このテキストが大好きな生徒さんも多く「わぁぁーーーい!色ぬりー!」と喜んでくれる生徒さんも多いです♡
後半になると長調短調の聞き分けも出てきます。長調→笑ってる。短調→泣いてる。こんなものも自然と身につきます。
メインの教材が別に必要です。すくすくミュージックスクールと言うシリーズで「おんぷの学校」「ピアノの学校」もあるので、併用するのも良いのではないでしょうか?
- メインになる教材は別に必要
- 幼児にはオススメ
- 難点は色ぬりにこだわると時間が必要。
まとめ
いかがでしたか?私の使用したことのあるテキストを中心に、導入期のピアノのテキストのオススメを書かせていただきました。
教材選びってとても楽しくてとても悩ましいですよね。どんどん新しい素敵な教材が出てきますから、そんな中で自分の使いやすいものを見つけることが大切だと思います。
今回ざっとまとめてみて、どの教本も使用しやすくてそれぞれの良さがあるなと改めて感じました。生徒さんそれぞれの個性や特性を見極めて教材選びをしてみてはいかがでしょうか?
参考になれば嬉しいです。
指導者の方や保護者の方で、何か具体的に聞きたいことがありましたら、公式ラインからメッセージくださいね♡
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