幼児の生徒さんがグランドピアノを購入!家庭の愛情が子どもを育てるお話

 

【グランドピアノを買うという選択】幼児の生徒さんが迎えた、家族の夢と成長の瞬間

グランドピアノは、音大を目指す子だけのものではありません。
家族の「応援したい」「この笑顔をもっと見たい」という願いが形になったもの。

幼児で始めてまだ1年。だけど、この子の「ピアノが好き!」は誰よりも本物で、毎回のレッスンでその想いが溢れ出してきます。

ご家庭も、子どもの成長を一緒に楽しんでいて、その姿が本当に美しくて。

グランドピアノを迎えるという選択は、
単なる“楽器のグレードアップ”じゃない。
子どもの未来を信じて贈る、静かなエール

先日、私の幼児の生徒さんがご家庭で「グランドピアノ」を迎えることになりました。

ピアノ歴1年の小さな生徒さん。
でもレッスンに来るたび、「今日はこれも弾けるよ!」と何曲も披露してくれます。
ピアノが本当に大好きなんです。

そしてその背景には、
お家での温かい関わり方があります。

◆ 子どもの「大好き」を大切にしてくれるご家庭

このご家庭の素晴らしいところは、
子どもの成長や「好き!」を心から楽しんでいること。

・できた瞬間に喜ぶ
・聴く姿勢が優しい
・自分の時間のようにピアノの成長を味わっている

この“楽しんでいる姿”は、必ず子どもに伝わります。
子どもは「応援されている」と感じると、想像以上の力を発揮します。


◆ グランドピアノに込められた家族の想い

よく保護者の方からこんな声を耳にします。

「音大に行かないのに、グランドピアノは贅沢なのかな?」
「幼児のうちから必要?」

でも私は思うのです。

グランドピアノは“未来の進路”で選ぶものではなく、
“今の気持ち”で選んでいい。

応援したい。
音を楽しむ環境を整えてあげたい。
笑顔が増えるなら、それでいい。

グランドピアノはその象徴のような存在です。

 


◆ グランドピアノはいつ買うべき?指導者が見た“タイミング”

ここは多くの保護者が悩む部分なので、明確にお伝えします。

① ピアノが「好き」に変わった時がサイン

「やらされている練習」ではなく
“自分から弾くようになった時”
これは大きな合図です。

◎ 自分から弾く
◎ 何曲も弾いてくる
◎ 新しい曲にワクワクしている
◎ 早く先生に聴かせたい

こういう時期は、伸びる準備が整っています。


② ピアノの練習量が自然に増えてきた時

幼児でも、好きだと無理なく練習します。
練習量が増えてきたら、
「いい音で練習できる環境」を整える価値がぐっと上がる時期です。


③ タッチの違いに興味を持ち始めた時

幼児でも、
「このピアノやわらかい」
「こっちは音が大きくなる」
と違いを感じ取る子がいます。

感性が育っている証拠で、
“本物の鍵盤”に触れる価値が一気に高まります。


④ 家族がワクワクしているかどうか

実はこれが一番大事。

子どもが弾く姿を想像してワクワクするなら、
その気持ちこそ最高のタイミング。

ピアノは家族の時間を豊かにします。
決断に後悔はほとんどありません。

⑤ 私はいつ買ったのかと言うと

私自身は音楽高校に入ったタイミングで同級生のほとんどがグランドピアノを持っていた。と言うところで、グランドピアノは学校にあるものではないなだ。
と言うことを知りました。
親も知らない世界でしたが、音楽の学校に行くとはそう言うもので、必要なものだと理解してくれて、入学して割とすぐに用意してくれました。

大切な宝物として、大切に使用しています。


◆ 環境が子どもを育てるという事実

ピアノの成長速度は、
驚くほど“環境”に左右されます。

  • グランドピアノは音の立ち上がりが速い

  • 微細なタッチが伝わる

  • 音色の変化を耳で学べる

  • 表現力が育つ

そして、
良い音を聴く習慣は、幼児期がいちばん影響が大きいのです。

もちろん、アップライトや電子ピアノでも十分育ちます。
買わなければいけないわけではありません。

ただ、
「いつか買うなら早い方が伸びる」
これは長年教えてきて、はっきり感じていることです。


◆ 最後に|グランドピアノは“愛情のかたち”

今回、生徒さんがグランドピアノを迎えたご家庭を見て、
改めて思いました。

グランドピアノは、子どもの未来への期待と、
「好き」を応援したいという家族の愛情でできている。

ピアノの音が家族の毎日に流れ、
成長を共に味わい、
子どもの心が豊かになっていく。

それは何よりの宝物です。

ピアノが好きな子どもたちと、
その成長を楽しむご家庭の力になれたら嬉しいです。

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